ゼウスの愛人は一体何人いるのさ

神話のそこここで見かける、ゼウスの愛人。
実際13星座のうち、2つはゼウスの愛人にまつわる話だったりするし。
土星の衛星の名前は、ゼウスの愛人の名前から取られてるし。
はっきりいって女の敵だ・・・(あこがれる男性もいるかもしれないけど(爆))

つーことで、調べ上げてみました。その数実に・・・
まずは女神様
メティス1番目の奥さんで、思慮、智恵、智謀の女神様。この結婚でゼウスは子孫に智を与えようとしたらしいんだが。ウラノス&ガイヤに「メティスから生まれる子供に王権を奪われる」という予言をされたために、ゼウスに(文字通り)のみこまれちゃいます(おぃおぃ)。月日がたち、ゼウスの頭から生まれてきたのがアテナなのです。アテナ、真っ当に生まれてれば次代の王様だったのに。それにしても恐ろしい話です。
テミス2番目の奥さんで、正義の女神様。神々の世界に秩序を作るための結婚らしい。子供たちはホーラ(季節女神)達とモイラ(運命の女神)達となります。
エウリュノメこの人との子供は、カリス(優雅女神)たちで。カリスは神様や人間に美と優雅さを授けるのです。
デメテル3番目の奥さんは実りの女神様。子供はペルセポネで、彼女は冥界の女王様となります。が、このいきさつはかなりの騒動になってたりする。
ムネモシュネ4番目の奥さんは、記憶をつかさどります。でもって、子供はムウサ(詩歌女神)達9人。ムウサを英語風にいえばミュージック。9人でそれぞれ音楽、歌、芸術、などをつかさどってます。当然全ての芸術家たちは彼女たちからの霊感を求めて祈願するのですが。その代償は生命なんだよね。(だから芸術家の命ははかないと)
レトアポロンとアルテミスの母親。1番最初のヘラの嫉妬の被害者らしい。「太陽の照る場所では子供を生ませない」言われるし、やっとお産の場所が見つかってもお産の女神様がヘラの足止めをくらって、九日九夜陣痛で苦しまなきゃいけないし。
ヘラゼウスの正妻。結婚をつかさどる女神様。子供はヘベ、アレス、エイレイテュイア。後、ゼウスの浮気癖に腹立てて、一人でヘイパイストスを生んでたりもしてます。


お次は人間と妖精
どんな人かについては、わからない人もいるのでここでは省略。
名前子供王家&系譜
カリストーアルカスアルカディア王家
アイギナアイアコスアイアコス王家
エレクトラダルダノス
イアシーオン
トロイア王家
 
マイアヘルメスアトラスの系譜
プルートータンタロスタンタロスの系譜
タユゲテラケダイモンテュンダレーオースの系譜
アンティオペーアムピオーン
ゼートス
アトラスの系譜
 
ダナエーペルセウスペルセウス王家
エウロペミノス
ラダマンテュス
サルペドン
クレタ王家
  
 
イーオーエバポスエジプト・テーバイ王家
アルクメネヘラクレスペルセウス王家
ラオダメイアサルペドンシーシュポスの系譜
レダヘレネ(女)
ポリュデウケース
カストール
テュンダレオース王家
 
 
セレメデュオニソステーバイ王家
プロトゲネイアアエトリオスデウカリオンの系譜
イオダマテーベー(女)デウカリオンの系譜
エラレーティテュオスアルモスの系譜


ラストは男の子(爆)
これは1人だけで(そう何人もいられたくはないけど)ガニメデという。


ゼウスとしたら、「世界中に英雄を」という使命があったんだろうし??
また、王家の人たちは「自分の一族にはゼウスの血が混ざってるんだ」といいたかったんだろう
(日本の幕府が源氏の血を引いているのと同じ考え方だな)。
でも、それはさておいても、ゼウスの子供を産んだからって事でみんな幸せになれるならともかく、
不幸になってる人が多いからねぇ・・・(神様に振り回された人参照)
どう、大義名分があろうと、ゼウス=女の敵というイメージを朔月はぬぐえないのである・・・・

ギリシャトップへ