とりあえず、13星座(神話編)

13星座、神話でみてみます。ちょ〜っとカッコいい奴から、かなり間抜けは奴まで。色々そろっております(笑)

注1:話の内容が、似ているので分類をしているので、生まれ月順にはなってません。
生まれ月順に読みたい人は、↓の表からクリックしてください(まだ作成途中)

牡羊座牡牛座双子座蟹座獅子座乙女座天秤座
蠍座蛇使い座射手座山羊座水瓶座魚座

注2:星座の由来には諸説もろもろあります。ここで取り上げているのは、朔月の好みで書いています。かなり装飾もしてます。
絶対的に間違っている場合は、訂正しますが、それ以外はご容赦ください。(まともに神話が読みたい人には、お勧めしません


ミッション1:『ゼウスの誘拐事件』(牡牛座、水瓶座)
ギリシャ神話で、最大の権力者(尻にしかれてるけど)ゼウス。
気に入った娘さんが居ると、即手を出します。<そして、ヘラの復讐劇が・・・(^^;
まあ、どれだけ手を出したかは、「ゼウスの愛人は何人居るのさ」を参照してください
そんな、ゼウスの誘拐事件

牡牛座 〜エウロパ誘拐事件〜

フェニキアにエウロパというとても美しい王女様が居ました。
ある日、エウロパは侍女達と一緒に、海岸で花摘みをして遊んでいました。
「世界中の美女は俺のもの」との思想で(笑)いつものように美女ハンティングをしていたゼウス、当然のように目をつけます。
いかがして、美女を自分のものにするか??ゼウスは悩みます。

そして、雪のように白い牡牛に化けて、近づいていく作戦を決行

さて、いきなり現れた、牡牛に侍女達はおびえます。対するターゲット(=エウロパ)は、その美しさとおとなしそうな雰囲気に心を奪われます。
おびえる侍女たちを尻目に、エウロパは牡牛(=ゼウス)と戯れます。

侍女A「エウロパ様、危険でございます」<これ正解(笑)
エウロパ「大丈夫よ、こんなにおとなしい牛なんですもの」
侍女B「エウロパ様、危険でございます、御離れくださいませ」
エウロパ「大丈夫ですって。ほら、こんなふうに乗っても・・・」

エウロパは、そう言って牡牛(=ゼウス)の背中に乗ってしまいます
ターゲット捕獲!!きら〜んっ

おとなしく見せかけていた、牡牛。高速で海に向かって走り出します

エウロパ「きゃぁぁぁぁ〜」
侍女ABC「エウロパ様ぁっっ」

当然のことながら、ゼウス、立ち止まる予定ありません。せっかく捕まえた獲物を取り逃がしてなるものかっ。

エウロパは、振り落とされてはなるまいと、必死になって牡牛の首につかまります。
何しろ、海の上。振り落とされたら命はありません。<よく振り落とされなかったものである
おびえきっているエウロパに、ゼウスは牛の姿のままで話しかけます。

ゼウス「はっはっは。エウロパ、おびえるではない」
エウロパ(びくびくびく・・・)<海の上を高速移動中、牛に話しかけられておびえない人がいたら見てみたい
ゼウス「わたしはゼウスだ。エウロパ、私と結婚してくれ。そうすれば、お前の子孫に栄光をやろう」

当然、この状況で、拒否権は存在しません。更に、権力でエウロパをつるゼウス。
こうして、ゼウスとエウロパは、クレタ島で結婚式を挙げるのでした。

この時の、エウロパを誘拐した牡牛の姿が、後に星座となったのが、牡牛座なのです。
また、エウロパの子孫達が繁栄することになった土地は、「ヨーロッパ」と、彼女の名前から名づけられることになるのでした。


水瓶座 〜ガニメデ誘拐事件〜

ギリシャ神話の神様も、宴会は大好きです。神酒(ネクター)を飲みつつ宴会をします。
宴会では当然、お酌嬢がいます。(そりゃ、だって権力者達の飲み会だから)
お酌嬢、名前を「へべ」と言い、ゼウスとヘラの娘でございます。

ある日、へべは宴会でお酌をしている時、つまづいてゼウスにお酒をかけてしまいます。

へべ「申し訳ございません、申し訳ございません」(平謝り)
ゼウス「お前、お酌嬢クビね」(あっさり)

かくして、へべをクビにしたゼウス。次のお酌嬢を探さなければなりません。
いつもの調子で、ハンティングを決行します。

このたび、ゼウスの目に留まった犠牲者は。
トロイアの王子、「ガニメデ」。ゼウス、美少年も大好きです

今回は、どのようにしてターゲットを誘拐するか。
美少年とはいえ、羊飼いやってるし。決してひ弱ではなし、可愛いもので引っかかる乙女でもない。

・・・・強行突破決行(きら〜ん)

かくして、鷲に化けたゼウスは、空中より奇襲。そして誘拐。

ゼウス「はっはっは。ガニメデ、おびえるでない」
ガニメデ(びくびくびく)<いきなり、鷲に誘拐されて、空を飛んで。おびえない人が居たら見てみたい。
ゼウス「お前、神々の席でお酌をやること決定な。わしが決めた」

オリンポス山にまで連れ去られて、ガニメデに拒否権は存在しません。
かくして、美少年のお酌を手に入れた、ホクホクのゼウス。
この時の、ガニメデを誘拐した鷲の姿が鷲座となるのです。

ガニメデは人間です。当然のことながら、寿命があります。寿命が尽きるまで、お酌をしていたガニメデは、水瓶座となるのでした。


追記:突然王子が行方不明になった、トロイア王国。当然、ゼウスに息子の行方をお伺い立てます。

王「うちの息子のガニメデが、鷲に誘拐されてしまいました。ゼウス様、どこにいるか教えていただけないでしょうか?」<この時点で、誘拐した犯人がゼウスだと言うことを知りません
ゼウス「あ、ガニメデはわしが貰い受けた。」
王「なんですって!!」
ゼウス「ちょうど、お酌が居なくなったんでな。お礼にこれやろう」<黄金の実のなる林檎の木を渡す
王「ゼウス様、そんな・・・せめてもう一目、ガニメデに合わせてください」
ゼウス(黙殺

かくして、トロイアの王と王妃は、二度と最愛の息子にあうことはできなくなったのでした・・・


「とりあえず、13星座2」に続く
次回予告:「ミッション2:『ヘラクレスの殺人(?)事件』





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